現役高専生が伝えたい高専!勉強・成績編

お久しぶりです。Joshuaです。

今回のテーマは,前回に引き続き,高専についてです。

私が現役高専生として,現在まで6年以上過ごしてきた中で感じた様々な特徴を,

大きなものから小さなものまで,複数回にわたって解説していきます。

今回は,その第二回として

授業や試験の難易度留年といった学業面について解説していきます。

一日(授業)の流れ

初めに,授業の流れについてお伝えします。

基本的には,90分(1コマ)の授業で,一日最大4コマになります。

午前9時ごろから授業が始まり,午前中に2コマ,昼休みを挟んで午後1時ごろから2コマを行い,

午後4時ごろに終了,放課後という流れになります。

実験など,2コマぶち抜きの授業の場合は業間の10分を取らないことがほとんどです。

また,低学年のうちは,授業の単位数によって45分単位(半コマ)のものもあります。

授業について

授業の様子・難易度

低学年の間は一般・教養科目が多く,高学年になるにつれて専門科目が増えていきます。

イメージ図はこんな感じです。5年にもなるとほとんど専門科目になります。

本校の教育課程の特色としてまず挙げられるのが,一般教育と専門教育を有機的に組み合わせた「くさび型」の一貫教育です。これは,技術者に欠かせない一般教養を学ぶと同時に,1年生からじっくりと専門科目を学べるシステムです。

石川高専HPより

授業難易度については,私自身の個人的な感想になってしまいますが,

正直,授業をしっかり聞いていれば特に困ることはないです。

私は文系科目の方が得意で,理系はむしろ苦手だったのですが,就職率に惹かれて高専に入学しました。理系脳でない友人も多く見受けられます。

また,高専自体が緩い空気のためか,学年関係なく授業をしっかり聞いている学生が少ないです。

実際,私自身も低学年(1~2年)の時は授業中に寝ていたり,スマホでゲームをしていたせいで,

成績では学科内で40人中39番をとったり,単位を落としたりもしました。

さすがに進路を考えるとこのままではまずい!と感じたために力を入れましたが,

授業を聞き始めると意外に面白く,思っていたほど難しいと感じませんでした。

元々高専に入学できる学力があり,専門教科に興味がある学生が多いので,勉強すればそれなりにできると思います。

ですから,入学後も授業を聞いていれば困ることはないはずです。

成績関連

成績について

高専では,欠点(いわゆる赤点)は60点に設定されており,年間の最終成績が60点に満たないと単位が認定されず,落単となります。

多くの科目で採用されている成績のつけ方としては,

試験が70~80%,レポートなど提出物が20~30%となっています。

例をいくつか挙げてみます。成績が試験80%,レポート20%で定義されるとき,

年間の試験4回の平均点,レポートの平均点がともに80点だとすると,最終成績は

(80×0.8) + (80×0.2) = 64 + 16 = 80点

となります。

それでは,年間の試験4回の平均点が50点,レポートの平均点が100点だとすると,最終成績は

(50×0.8) + (100×0.2) = 40 + 20 = 60点

となり,テストの成績が悪くてもレポートをしっかりやって出していれば単位を落とさずに済むこともあるのです。

反対に,年間の試験4回の平均点が100点,レポートの平均点が10点だとすると,最終成績は

(100×0.8) + (10×0.2) = 80 + 1 = 81点

となり,試験の点数はよくても,普段のレポートをやっていなければ大きく点数が下がってしまうことも。

仮に必修科目で落単となった場合,再試験(実施の有無は先生次第)でその年度内に取り返すか,単位追認試験願を提出し,翌年度もう一度その科目の試験を受けなければなりません。この場合,最終成績の上限は60点となります。

要するに,再試験や単位追認試験で80点をとっても,成績では60点にしかなりません。

この必修科目を年間で8単位以上落とすと留年となります。

選択科目なら,状況次第で別の科目で補うこともできますし,単位追認試験を受けることもできます。

大まかな成績の決め方なので,科目によっては割合が違っていたり,テストあるいはレポートがない科目もあります。

早い話,授業を聞いて課されたレポートを提出すれば,一度テストで失敗しても十分取り返せます。

レポート・課題

「授業難易度については決して高くなく,聞いていれば困らない」と書きましたが,

より重要なのはレポートおよび課題です。

課されたレポートや課題をちゃんとやって提出しないと,普通に留年します。

私自身も,英語の授業の提出物を全然提出せずに落単しかけました。

友人たちと話していると,「高専って結局賢さとかじゃなくて,レポートとかちゃんとやるかどうかで全部決まるよな」と言っています。

前述しましたが,ほとんどの教科で,レポートの点数が最終成績の2~3割を占めています。

レポートの点数があることで,単位を落とさずに済む人も。

ちゃんと取り組んで期限までに提出するだけで,ある程度の成績は取れるはずです。

ただ,友人のものを写したことがバレると,両者とも0点になるので要注意です

レポートの頻度に関しては,学科や科目により異なりますが,どの学科も少なくない量です。

私自身は機械科でしたが,毎週実験のレポートがあり,前日の徹夜がほぼ習慣化していました。

低学年を抜けると,恐らく週に1つはあるのが基本になると思います。

また,イメージになりますが,電気科の友人は多くレポートを課されていた印象でした。

試験について

多くの教科で,レポートともに最終成績を決める最も大きな要素です。

低学年のうちの一般・教養科目では中学校までの試験とほとんど変わりありません。

教科によってはマークシートを使用する程度です。

クセのある教員の科目では,ひたすら記述問題などということもごく稀にありますが,たまにマークシートを使用する程度です。

一方,専門教科の試験では,高学年になるほど授業資料やノートを持ち込みが許可されることが多く,持ち込んだ資料を見ながら問題を解くことができます(すべての教科ではありませんが)。

テスト勉強そのものは高学年になるにつれて楽になったものの,

4年次あたりが最も教科数が多く,総合するとあまり変わらないかも。

授業を聞いていないと,資料が埋まっていなかったり,ノートが不足していたりといった困ることもありますし,テスト中に資料を見て理解しながら試験を解こうとすると時間が足りずに悲惨な出来になってしまうことも。

また,関数電卓を忘れると一巻の終わりです。

どちらにせよ,授業を真面目に聞くことが良い成績をとる一番の近道であるのは間違いありません。

定番ですが,一番楽に点数を取ろうと思えば,部活などの同学科の先輩から過去問を手に入れることです。これが一番楽です。

まとめ

・授業は大学と同様に,1コマ90分。慣れるまではしんどいかも。

・理系科目が苦手でも,授業はしっかり聞いておけば特に難しいわけではない。

テストとレポート,どちらかを大きく怠ると危険。両方やることが大事。

・高専でやっていけるかどうかは,「レポートちゃんと出すかどうか」。

・レポートは週1ペースで課されることが基本。

・試験は特に変わりがない。高学年の専門科目は資料の持ち込みが可能なことも。

・定期試験は過去問を手に入れればほぼ無敵。

高専に進学したい中学生へ向けて

前回のブログでは,高専という学校は大学よりも早期に技術者を育成するために設置された学校であり,

・高校3年間+大学4年間の計7年間で学ぶ内容を5年間に詰め込んでいる

・全国の1学年のうち,およそ5%以下しか入学できない

と書きました。

さらに,高校生の年代から学科ごとに機械,電気,化学,土木などといった専門教科も学び始めますから,高校入試の時点ではそれなりに高い偏差値を有している高専がほとんどです。

そのため,入学の段階で平均以上の基礎学力(特に数学)と理解力を有していることが大前提です。

ただ,6年前から国立高専はマークシートによる統一入試へとスタイルが変わっています。

そのため,マークシートの解き方のコツを会得していれば助けにはなる可能性も。

勿論,しっかり勉強することを進めます。一種のお守り程度に調べてみるのもいいかもしれません。

ちなみに,高専の入試の過去問は,国立高専機構のHPに掲載されています(解説はありません)。

ただ,入試問題集の中には,解説がついているものもあります。

個人的に文系科目(英語,国語,社会)は国立高専機構のHPからダウンロードでもよいかもしれませんが,特に数学と理科は解説付きをお勧めします。というのも,高専の入試では文系科目が点数の稼ぎどころで,理系科目は半分取れれば良い方です。

恥ずかしながら,私は受験勉強で高専の過去問を解いた際,40点を超えたことがありません。実際の入試でも半分あるか否かでした。その代わり,文系科目で100点近く稼いでおり,そのおかげで入学できたといっても過言ではありません。

ただ,こういった学生は意外に多く,文系科目で取りこぼさず,理系科目でどれだけ粘れるかが勝負だと感じました。

余談ですが,わが高専の副校長から聞いた話では,高専入学後の成績は,中学時代の国語の成績と相関があるというデータがあるとのこと。

結局,授業の話が分かるか,しっかり脳内で処理して理解できるかというところですね。

良ければ参考にしてみてください。

何か個人的な質問等ございましたら,コメント等でご連絡ください。可能な限りお答えいたします。

以上,Joshuaがお伝えしました。それではまた。

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